令和2年(2020)7月29日【第4号】

「神道とは、なにか」

月次祭とセットで行っている勉強会(こうとくにんげん塾)。
平成19年(2007)より細々と続けて、次回で265回になります。
宗教から道徳、歴史、霊学、時事、社会問題と幅広いテーマを扱いますが
軸は「神道とは、なにか」ということに尽きます。

神道は日本の原始宗教といわれますが、教義・教典がありません。
「こうしなさい」「こうしなくてはならない」が存在しないのです。

古事記や稲作が神道の源流という考え方もありますが
これらは新しい方の(知的な)神道であり
現在全国の多くの神社が基盤にしている「神社神道」と呼ばれるものです。

更に古い時代の神道には
山や岩、巨木といった自然を拝む
「古神道(こしんとう)」という位置づけがあります。

時代が下れば下るほど、解釈や理屈が増えていくのですが
時代をさかのぼるほど言葉が減っていき
純粋に自然を畏れ敬う「無口な信仰」になっていきます。

これが神道のポイントで、<神道は本来無口>なのです。
「ああだ」「こうだ」と語る必要がなく
「こうである」と定義されるべきものではないのです。

つまり
人間が百人いれば百通りの解釈があってよいのが神道であって
人それぞれの考え方で「神道とは、なにか」という
テーマに向き合っていけばよいのです。

「無限に成長する、神道」

更に詰めてみましょう。

神道には「教えが無い」ということは
自分が学べば学ぶほど、無限にその道が開かれるということであり
無限に成長できるということでもあるのです。

「教え」がある場合は
外から与えられた「教え」を超えることは出来ないわけで

「教え」が無いからこそ
自分が無限に境地を見出して「成長」することが出来る素晴らしさ。
これが神道の最も貴いところです。

自分なりに「成長し続ける」ということは
例えば以前悩んでいたことが今は同じ出来事が起きても悩まなくなった
というのも「成長」です。

昨日理解出来なかったことが今日理解出来るようになった
というのも「成長」であり
相手に対する見方が変化することも、自身の成長によるものです。

地震が発生するのは地球の地下のプレートが常に動いているからであり
植物も昨日と全く同じ姿態であることは有り得ないのです。

変化することが自然界の道理であれば
人間も変化を続ける(成長を続ける)ことが自然の道理といえるでしょう。

頭(知能)で理解しようとすると
迷宮に入ってしまうかもしれません。

心でストンと腹に落ちるものがあれば
それがその人それぞれにとっての神道かな、と言った所でしょうか。

お祓いがどう、とかお参りの仕方がどう、とかそういった狭い世界ではなく
一人ひとりが生きていく成長の軸を今日もまた一つ見出してやろう、と

そんな挑戦的な感覚で月次祭にお越しいただければと思います。

kininaru

東洋経済オンラインによる
「新型コロナウイルス国内感染の状況」が分かり易いです。
https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/

テレビでは感染者数の増加ばかり報道していますが
私個人は<死亡者数>と<重症者数>の推移に注目しています。

いずれにしても冬に本格的な第二波が来るとすれば、全く油断出来ないので
栄養バランス+健全な心身+十分な睡眠(+こころの学び)を継続して

元気に生き延びましょう。